最近は仮想通貨が世間で騒がれており、投資対象として見ている日本人はどんどん増えてきました。
ビットコインに投資している人はほとんどが日本人とも言われており、投資は仮想通貨が初めてという人も少なくありません。
そこで初めて投資を始めた方からすると、チャートという言葉を聞いたことがあるものの、見方がよく分からない人も多いです。
そこで今回は投資初心者向けにコインチェックのチャートの見方についてまとめてみました。
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目次
コインチェックのチャートは見方が分かれば簡単に読み取れる
コインチェックのチャートは見慣れない方には何を意味しているのか分からない表示ばかりでみるのを辞めてしまう人もいるかもしれません。
仮想通貨は全体的に見てこれから上がると予測する人も多いですし、とりあえず買っとけばパーンッと跳ね上がって、宝くじより当たりやすいと思うかもしれません。
2017年は実際にそうでした。年始に10万円分買ってたら、11月現在は70万円を超えており、年利で計算すると700%です。
ただこれまでの値動きを見て、どんな相場になっていくのかを予想するためにはチャートを見ることが大切だと言えます。仮想通貨は投資初心者が多くて、株やFXに比べるとやりやすいと言う投資家もいるほどです。
チャートは少しでも見方が分かれば、どこで買いを入れればお得に買えるのか判断しやすくなりますし、逆に暴落する前に売り抜けてしまうことも出来ます。
最初は難しくても、見ていくうちにだんだんとチャートの読み方が分かってきますので、最初と比べると簡単に相場を読み取れるようになるはずです。
チャートのページの開き方
それではコインチェックのチャートのページを開く方法について紹介します。
まずは公式サイトにログインしましょう。
公式サイトにログインしたら取引所のトレードビューをクリックします。
これがコインチェックで見れるチャートです。トレードビューとも言われています。
トレードビューの見方
今回はコインチェックのチャートが見れるトレードビューの使い方を中心に説明していきます。
- 表示しているチャートの銘柄
- アカウント、チャット、ポジション
- チャート
- 日足、時間足の変更
- 全取引履歴
- 注文一覧
- 取引注文する所
- 残高や計算ツール
8つの項目に分けて、それぞれどんな時に使える機能なのか分けてみました。
緑と赤で表示されるローソク足についてなどの細かい説明はまた別の記事で紹介していますので、そちらを参考にしてみてください。
1.表示しているチャートの銘柄
最初にお見せしたトレードビューは「coincheck BTC/JPY」のチャートでした。
これは左側が取引所を表しています。上の例だとコインチェックのチャートという意味です。
右側はBTCをJPYと比べた時のチャートはどうなっているかを確認できます。
ちなみにBTCはビットコイン、JPYは日本円を表します。
ETHはイーサリアム、XRPはリップルを表しており、仮想通貨の銘柄は取引を始めると覚えてくるでしょう。
コインチェックでは日本円建てでチャートを見ることも出来ますが、ビットコイン建てでチャートを見ることも可能です。
例えば「Poloniex ETH/BTC」であればPoloniexと言われる取引所で見るビットコイン建てのイーサリアムの相場を見ることができます。
つまりイーサリアムとビットコインを比べて、イーサリアムの価値が上がれば緑色のローソク足で表示されますし、もしビットコインの価値のほうが高ければ、赤色のローソク足で表示されるのです。
BTC/JPYであれば、BTCの価値が上がれば、2017年現在のようにぐんぐん右肩上がりにチャートが動いていきます。
2.アカウント、チャット、ポジション
「アカウント」から元の取引所の画面に戻ることができます。
「チャット」はコインチェックユーザー同士のチャットを見たり、発言したりすることが可能です。
たまに有用な情報を載せる人もいれば、悪質なURLリンクを貼る人もいますので、使用する際は気をつけたほうが良いでしょう。
例えば、自分の買ったビットコインの価値を上げさせようとして「ビットコインは今買わないと損する!」など発言する人もいます。何の根拠もなく発言する人が多いので、あまりチャットの情報を鵜呑みにせずに自分で判断することが大切です。
「ポジション」はレバレッジ取引のときに利用するので、あまり初心者のうちに使うことはありません。レバレッジ取引をしていて利益確定をしていない注文が表示されるようになっています。
3.チャート
トレードビューの一番多くを占めるのがチャート画面です。
このチャートを見てどのように価値が上下しているのかが分かるようになっています。
上の参考画像はBTC/JPYのチャートなのですが、ビットコインの価値がどんどん騰がっているのは明白です。
横軸が時間を表しており、縦軸が値段を表しています。
またこのチャートは2017年6月あたりから2017年11月あたりまでのチャートを表示させていますが、上下にスクロールすることで期間の範囲を狭めたり、もっと年単位で表示させることも可能です。
ズームするとこれくらい狭い範囲で確認することも可能です。
4.日足、時間足の変更
表示されてるチャートは日足だけではなく、1時間ごとや1分ごとの値動きを表示させることもできます。
つまり1本のローソク足をどれくらいの時間帯で表示させるかを決めることが可能です。
例えばこちらのチャートがもし1日足「1day」で表示されているのであれば、ローソク足が5本あるので5日間の値動きを表します。
もし時間足「1h」で表示されているのであれば、5時間の値動きを表しているのです。
つまり長期的な目線で値動きを分析したいのであれば「1day」の日足でチャートを見ると良いですし、細かい値動きから分析したいのであれば「1h」や「15m」などの時間足や分足でチャートを見てみると良いでしょう。
5.全取引履歴
全取引履歴は現在見ているチャートの通貨が「いつ」「いくらで」「どれぐらい」売買されているのかが分かるようになっています。
赤字は売り、緑字は買いが入ったことを表します。基本的に上昇相場の時は全取引履歴が緑で埋めつくされていきますし、下降相場のときは赤字で埋め尽くされていくので、一つの指標にはなるでしょう。
右側の白い数字を比較すれば、取引量も比較することができます。大きい売買があったのか、大人数による少額の売買があったのかを確認するのにも使える機能です。
6.注文一覧
左側の「未約定の注文」と「成立した注文」は自分が注文した注文について確認することができます。
右側の「注文一覧」はコインチェック市場全体で取引されている状態を示しています。
緑で表示されている数字は「この値段でこれだけ買いたい!」と指値で注文しており、赤で表示されている数字は「この値段でこれだけ売りたい!」と指値で注文している様子です。
もしあなたが買いたいのであれば、赤い数字を見ていくらで買えばよいか決めると良いでしょう。逆に売りたいのであれば緑の数字を見て売り時を判断します。
この価格帯はリアルタイムで変動するため、必ず最小値で買えるわけではないことに注意しましょう。
7.取引注文する所
トレードビューの右下にあるこちらは注文を出すことができます。
買いたいときはレートと注文量を決めて買い注文を出せば、先程説明した注文一覧にあなたの注文が載りますし、売りたいときも同じようにすることが可能です。
このようにいくらでどれぐらい買うのか注文に出すことを指値注文というのですが、自分の希望した金額で買えるのがメリットと言えます。
逆に「今すぐ取引したい!」というのであれば「成行注文」で注文を出せば、現在市場に並んでいる最安値で取引することが可能です。
信用取引やレバレッジ取引もここで行うことができます。ただリスクがありますので、最初は注文か成行注文で現物取引がおすすめです。
8.残高や計算ツール
取引所に入金している日本円や交換している所有しているBTCなどを確認することができます。
「Available」では現在所有している日本円やBTCが表示されており、確認することが可能です。
「In Use」では注文中の円とBTC量を表示しており、注文が成立するとAvailableに移動します。
「Debut」は信用取引で借り入れており、未返済の日本円やBTCを確認することが可能です。
「Net Assets」では日本円と仮想通貨を合わせた総資産を表しています。もし入金した金額より増えていれば儲かっていることがひと目で確認することが可能です。
「レバレッジ残高項目」はレバレッジ取引をする際に利用します。証拠金やレバレッジ倍率の確認が可能です。いわゆるFXの仮想通貨版ですので初心者は現物取引から始めることをおすすめします。
「レート計算」では日本円と米ドルの為替情報を確認することが可能です。
アプリ版の簡易チャート
コインチェックのトレードビューはブラウザ上でしか見れませんが、コインチェックはアプリでも簡易チャートを見ることができます。
トレードビューと同じようにローソク足で見ることもできますが、線チャートにして分かりやすく表示することも可能です。
コインチェックで扱っている全銘柄をチェックできますし、スワイプすれば過去のチャートも見れます。ズーム機能も付いていますので、スマホのアプリでも相場の動きを細かく見ることは可能です。
アプリでそのまま売買することもできますので、仮想通貨を初めて扱う人はコインチェックで投資すると良いでしょう。
分かりやすく見やすいので、使い勝手はかなり良いです。
チャートを見て相場を予想する
仮想通貨は株取引やFXと同じように、ある程度の値動きはチャートを見ることで分かります。
100%上がるか下がるかは誰にも分かりませんが、今後投資していく上でチャートを見るのはとても大切です。
実際に始めたてのころは分からないかもしれませんが、投資を初めてやっていくうちにだんだんチャートの見方も分かってきます。
実際にお金を入れることで、損をしたくない気持ちが学びにつながりますので、まずは少額でやってみるのも良いでしょう。
ただ仮想通貨はまだまだ騰がると言われていますが、いつ落ち目になるかは誰にも分かりません。
投資は自己責任になりますので、仮想通貨事情が分かってくるまでは、余剰資金で少額投資から始めてみることをおすすめします。
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